5/1 下塗りと修復です。
2020年5月1日|カテゴリー「殿井章仁のブログ」
本日は塗装の現場には主だった職人は半日ほどです、あとは細かい補修と修正を私がしておき掃除を徹底しておきます!
昨日から少しずつ取り掛かっている屋根瓦の下塗りを進めますが、この作業が一番わかり易く塗装が補修、補強作業だと実感できる作業になります。
傷んでしまい、水分が染み込んでしまう様になった瓦の表面は、苔が生えたり汚れが落ちなくなったりしてしまっているのです。
高圧で苔や汚れを吹き飛ばした後の瓦の表面は、一目で水が染み込んでしまうのが解ってしまう状態になってしまっています。
そこに水分ではなく塗料を染み込ませてやるのです!
これにより塗料で水を弾き、瓦本体が水を含まなくしてやることで保護することになります。
つまりは、傷みきってしまって葺き替えになってしまう前に塗料で下地を守って貰うわけです、外壁に関しても同様の意図と効果があります。
塗装工事というのは、色あせた外観が綺麗に色づいて新しくなると同時に、良い工事をすると塗料の効果でおおよそ10年程は下地が傷まなくする補強工事にもなっているということです!
もうご存知な方も多いとは思いますが、塗装が補強になっているのを実感するにはやはり傷んだ状態を見て触って、そこに塗料がのると明らかに水を弾くようになっていくのも、やはり見て触って頂くのが一番だと思います。
この効果を得るには、手塗りで3回程度は重ね塗りをしないと補強効果が得られませんし、状態と下地に合わせた適切な塗料の選択、塗り重ねていく適切な手順が必要となってきます。
この手塗りで3度というのも一般的に良く知られる様にもなってきましたが、もうすでに数十年前から私どもには常識ではありました。
しかしやはり一般の方にはその意味を良く知って頂き、家を大事にしていくにはしっかりと意味のある塗装工事が必要だと解って頂くのがまだまだ必要なのかもしれません。
ただ色を付けるだけで補強にはならない、間に合わせの、私どもには「それでいいの?」と思ってしまうような形だけの塗装工事は、おおよそ弊社ではお勧めしたくはありません。
今日のところはその他もろもろの下地調整もありましたが、このくらいにしておきます(笑)
下地も掃除も塗装前にとにかく綺麗にするまでです!
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良い家を建てる、維持していく方法をいつも御用意してお待ちしております。
それではまたです!