木造住宅には欠かせない火打梁の役割について
木造住宅の天井部分の四隅のところに斜め方向にかかっている梁が「火打梁」です。
建物を補強する役割と同時にデザインとしておしゃれな見せ方で作られていることも多いです。
そもそも「火打梁」とは・・・
地震などの災害が多い日本の木造建築には欠かせない構造部材のひとつです!
木造住宅の床組みや小屋組みが、台風や地震などの災害によって水平方向に変形することを防止します。
火打梁を使うメリットとデメリット
火打梁は風水害や地震などの多い日本の風土において建築構造を補強するために使われてきた伝統的な部材です。
現代でも、さらに進化したかたちで受け継がれ、建物の水平方向への変形を防ぎ、強度を上げるために多くの木造建築で使われています。建物の耐久性を保つために欠かせない火打梁ですが、近年ではあえてデザインのひとつとして露出させる
「梁見せ天井」として使われるケースも増えてきました。梁の組み方や材質の選択によっておしゃれな空間を演出することもできます。
デメリットとしては、建築に必要な部材が増えてしまい施工期間や材料でコストが増えるという点が挙げられます。