火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。
また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。
この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ『ファイヤーストップ構造』によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
外部からの延焼防止や各室の防火、他室への延焼遅延防止になります。
ファイヤーストップ構造では細かく区分された床や壁の構造に加え、壁や天井の内部に埋め込まれる不燃性の断熱材により火災時の熱を伝えにくくし、耐火性をさらに高めます。
45×45の材料を間柱と間柱の間に切り込めばファイヤーストップ施工は完成です。