日本シリーズ ソフトバンク対広島 第4戦!!
“甲斐キャノン”が広島ベンチを縛る。「機動力のカープ」がもう走れない?
阻止率100%。
“甲斐キャノン”がまたもカープの足を封じた。
2点リードの5回2死、広島の攻撃だった。
田中広輔内野手のカウント1ボール2ストライクからの4球目に、一塁走者の安部友裕内野手がスタートを切った。
外角に流れる141キロのシンカーをつかんだソフトバンク・甲斐拓也捕手が「キャノン」を発動した。
コンパクトな動作から放たれた送球が、二塁ベースで構える今宮健太内野手のグラブに収まる。
あとは滑り込んでくる安部にタッチするだけだった。
「準備していたが、意識はしていなかった。走ったのは見えたので、あとは自分の送球をするだけだった」第1戦から4度目、その広島の足攻をすべて封じた甲斐は平然とこう語った。