建て方とは、土台、柱、梁と施工していき、棟上げするまでの工程をいいます。
1階部分の土台の上に柱を立てていきます。
土台と柱は、ホールダウン金物やアンカーボルト、L字金物で緊結します。
ホールダウン金物は、柱が土台から引き抜けるのを防ぎます。
胴差(どうさし)や梁といった横架材で柱と柱を水平方向につないでいきます。
このとき、柱と梁は羽子板ボルトでしっかりと留めます。
接合部の強度が不十分だと、地震の揺れによって柱が基礎から引き抜かれて倒壊の原因となります。
平成12年(2000年)に建築基準法が変わり、耐震性能も法律改正後向上しています。
壁を貼ってしまうと隠れてしまい、見えない部分ですが強固な構造金物を取り付けることによって、大事な家を守っています。