『外壁通気工法』といいますが、木造住宅の耐久性を高める。
つまり、長持ちさせるためのとっても大事な仕組みです。
それは木造住宅に使われている木材の性質に理由があります。
木材は、乾燥しているほど強度も強く、また、腐ることもなくも何十年と長持ちしますが、一旦木材が湿ってくると、強度も低くなり、同時に腐り始め、需要も短くなりますます。
木材が常に乾燥しているかどうかが、木材の強度と寿命を決めていますから、外壁通気工法は、木造住宅を長持ちさせる大事な要素なのです。
外壁通気工法といって、構造体の軸組と外壁材の間に通気層という空気が流れる層をつくり、その最下部の換気口から空気を取り入れ、軒裏や棟換気から空気を排出する工法で、空気は温度差や気圧差などで流通する。
ただ、それだけでは壁の中の湿気が放出できないため、『透湿防水シート』という湿気は通すけど、水は通さない防水シートを軸組の外壁側に張り付け、軸組内にとどまった湿気を空気層に放出する仕組みになっている。
さらに室内側に気密防湿シートを施工すると軸組内に対する内部結露を防ぎます。
空気の道筋を作ってあげるのが大事なんです!
※ 住まいの水先案内人参考